2012年2月16日木曜日

信託報酬の差でうまれる複利の差とは

投資を中長期で運用することを目的としている個人投資信託にとっては、
運用面にかかるコストは重要な要素の一つです。
具体的にそのコストがどう影響するかにつて
モーニングスターのサイトでわかりやすい事例がありましたので
引用させて頂きます。


モーニングスターサイト引用
「0.1%のコスト差は20年複利では約5%の差異に」
仮に元金1,000万円を年間5%複利で20年間運用すると想定した場合、信託報酬が0.1%高い方が20年後の受取額は約48万円減少する。信託報酬の低いファンドが、運用成績等においても優れているとは一概には言えないものの、近年設定数が増加傾向にある特定地域に投資を行うファンドや、カテゴリー内で相対的に信託報酬が高いファンドに投資するにあたっては、事前によく比較、検討する必要がある。
引用終了(内容全文 モーニングスターサイト☆


投資信託を買う時のコストは、
買い付け単位や買い付け手数料の項目を見ればすぐにわかりますが、
信託報酬というその投資自体を運用する際に必要なコストは
自分が掛けている信託財産から日々除外されて行くので
投資をしている側には実感しにくいコストです。

上記モーニングスターのサイトによれば
信託報酬のコストが0,1%違うことで20年複利で約5%の差が発生するとしています。
数字で現れると、わかり易くなりますね。

短期間での運用では、対した影響ではありませんが、
長期保有して運用するスタイルをとっている人にとっては
選ぶ上での選定基準の一つと言えます。

ただ、いくらコストが安くてもパフォーマンスが悪いファンドでは
意味がありませんから、

信託報酬が安いからよいファンドだ

と、単純に考えるのはどうかと思いますが、
同列つに並ぶ同じような投資信託選びに迷った時の
一つの参考にはなると思います。

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