2011年12月12日月曜日

期待値≠投資先 の関係

今日のロイターで発表されたニュースに
面白い記事がありましたので、少し転記します。

【ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが金融資産3000万円以上を保有する国内の個人投資家1000人に意識調査を行ったところによると、1年後、5年後、20年後のいずれの時点でも、経済発展と投資リターンの両面でインドが中国やブラジルなどよりも高いとの予想になった。】
12/12 ロイター記事より引用

有る程度の資産を有する個人投資家の人たちは、
今後最も注目している新興国としてインドを上げているという意識調査となったようです。
アメリカなどではもう大分前に、IT関係の従業員がインドや中国の方だったり
日本でもテクノロジー分野に於いてはかなり多くのインドの方が
働いていてらっしゃると伺った事が有ります。

実際にインドへ旅行へ行った友人等の話では
首都圏などは活気に溢れていて、景気のいい話ばかりが飛び交い
日本のこの情勢やムードとは全く違っていると言っていた事を思い出します。

多分、日本国民の多くはインド、中国、ブラジル等の新興国が今後成長するだろうな
と思っていて、アメリカ、欧州、日本などは延びない或は経済が下降する事を想像している
んじゃないかと思いますし、私個人も多くの人が思っているように、
今後の日本の成長には悲観的な部分があります。

でも一方で、ロイターの意識調査ではこんな結果も出ているんです。

【しかしながら、今後保有したい資産クラスについては55%が「国内株式」としており、期待と投資スタンスにギャップがある結果となった。】
12/12 ロイター記事より引用

新興国が今後は成長するだろうと予想しているにもかかわらず、
日本の株式を保有したいと思っているという
この期待値≠投資先の関係は、
日本の経済が仮に下降したとしても
こういう心理が働いている限りは、今現在保有している国内株式を売却し
他の国の株式に投資する
とう動きが出にくいという現れのような気がします。

期待している事と投資先というのは
必ずしもイコールにはならないというのは
実に人間の心理って複雑だな〜

こういう記事を見ると
やっぱり私みたいな小市民にとっては
コツコツ長期投資信託のスタイルがあっているって
思い直しちゃいますね。

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